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2016.07.06

あすはたなばた。 / 松本大

2016.07.05



困ったことに歌詞が全く進まない。今日はほとんど何もやっていない事になる。風呂に3回も入った。「風呂は命の洗濯よ」という葛城ミサトさんの言葉に感化されて以来無駄に湯に浸かっている気がする。まぁそんな事で左右されたりはしないけれど。ミサトさんが気になる方は"新世紀エヴァンゲリオン"をご覧ください。







スーパーでトイレを借りようとして店員さんにお願いしたところ、従業員専用トイレだったようで、複雑な迷宮の先にあるトイレの前まで連れて行ってもらった。ドアを開けると(たまたま用を足していたであろう)ご年配の店員さんに「いらっしゃいませ、ごゆっくりどうぞ」という言葉と共に深々と頭を下げられ、「ホテルに来たのではないか」と錯覚した。そこそこ年季の入ったThat's WCな出で立ちのタイルの床や壁の醸す雰囲気に嘲笑われるかのようだった。その後案の定迷宮で迷った。







いずれ引っ越すのに満足できない小さな部屋に家賃を払い続けるぐらいなら、自分の気にいる3LDKぐらいの部屋をいっそローンで買った方がいいのではないか、という考えが芽生えるも「無謀だ」「ぶっ飛びすぎだ」と周囲から大バッシングを食らった。まぁ金額を見ると現実的ではないね。1億とかすんのね。笑っちゃうよね。しかしながら周囲にはあまり変化を求めない方なので、腰を下ろすと永久に住める自信がある。







2016.07.06



1日経った。明日は七夕。近所では、かれこれ2週間程前から短冊用の笹が用意されており、日に日に増えていく短冊を横目にいつも帰路を辿るのだけど、10日ほど前から何が書かれているのか気になり通りかかるたびに願い事をこっそり拝見させていただいていた。



ほとんど個人的な願いが見当たらなく、皆「家族が幸せに過ごしていてほしい」という感じの事ばかりだった。ある意味個人的なお願いなのかもしれないけど、俺が子供なら「ロボットに乗りたい」とか「お菓子たらふく食いたい」とか書いていそうなものの。そんな、僕が今想像している「子供」くらいの字で「おねえちゃんの手術がうまくいきますように」という短冊もかかっていた。胸が痛かった。うまくいけばいいのだ。神が叶えてやったらいいのだ。



この他にも神社とか流れ星とか、まぁ日常でも見た事のない神に何度願ったかわからないけど、改めて短冊を目の当たりにして「願い事」っていいな、と思った。







たぶん23歳最後の更新になると思う。23にちなんで今年は「お兄さんな年にする」とか訳のわからん目標を掲げてきたけど、果たしてお兄さんにはなれたのだろうか。



今からでも遅くないぞ。俺をお兄さんだと思ってみなさい。



今、うわって思った人、ごめんね。

2016.07.04

小言 / 松本大

さらば23歳。そんな感じのライブだったと思う。



次は24歳になる日にライブがある。



それまでに書き上げたい歌詞を書いてます。







最近とくに不可思議な想いや考えが心の奥で蜷局を巻いていらっしゃるので、気持ちが沈んでいくことが多い。



その嵐に吹き飛ばされて空でも飛びたい。



壊れない傘で風を掴んで、空高くから竜巻でも見たい。







左目がとても痛い。







九州はとても夏だった。懐かしいけど、暑いのは苦手です。夏生まれなのに。







眠くない日が続く。

2016.06.22

2016.06.22 / 松本大


こんばんは。もう夏ですね。暑いもんね。

このブログで近況を伝える際に同じことばかり書いてしまっている気もしますが、相も変わらず僕はライブか曲作りしかやっていません。正直「もう近況はいいか」と思ってます。




最近はワンマンツアーが始まったこともあり、リハーサルと制作が同時進行で進んでいて、「ライブの時と制作の時の心持ちってどんなんだったっけ」とごちゃごちゃになったりする時もあります。そのぐらいです。





そういえば、我がバンドが抱えるブログもいよいよ2つになった、ということでLINEの公式アカウントはお友達になっていただけたでしょうか。あちらの方にもブログが存在していて、真ちゃんとぱらっち もとい大喜が担当しています。僕のよりは読みやすく、面白い記事になっていると思うので、ぜひどうぞ。息抜きに読んだり、僕もちょっとだけ助かっていたりします。





特に書くネタもないので最近の新しい曲について少し。ツアーで既に披露した曲もあったりしますが、そろそろアルバムが見えてきそうなくらい曲ができてきました。まだメンバーにもスタッフにも渡せていない曲も含めますが。




普段、一曲を少しずつ作り上げていっていると納得できるラインが異様に高くなってしまい、スケジュールの進行や打ち合わせに色々と迷惑をかけているかもしれないので、この場を借りてメンバーとスタッフには謝っておきます。すまん。必ず良い物を提出するっす。




ハードルが上がるにつれてたくさんの壁とご対面を繰り返すのですが、見事に心を砕かれつつ、その欠片を拾って、そうしているうちに壁を乗り越えることができて、本当に「ルーティン」というのは僕のためにある言葉かと思うほどにいつもの部屋で、いつものギターを触り、いつものソファの上で、いつもと同じ作業をしています。今はその場所でブログを書いていますが。




だけど、できた曲を自分で聴いたり、その先にいるであろう皆の顔を浮かべたりしているとワクワクしては、そんな同じ作業が同じとは思えないのです。こう、文字にはしていますが、この曲達が皆さんの耳に届く時、このブログのことは忘れていてくださいね。そんなこと思い浮かべながら聴く人なんていないと思うけど、念押し。僕の日々はそんなもんです。僕らの曲に光が当たるのなら、そんなもんでも全然構わんよ。まぁ、気長にお知らせを待っていてください。






なんかネタになるもんはないかと部屋を見渡してみましたが、やっぱりなんにもなかった。ツアー前に気に入って買ったギンギラギンのブレスレットぐらいだった。あとは自宅近くのコンビニで、スカートが引っかかって泣き叫んでいた人の顔しか浮かばない。あまりに突然、すぐ横で大きな声を出すもんだから、心臓飛び出るかと思った。




ここまで書いて思ったんだけど、近況を書くのがブログでしたね。





P.S. フライング誕生日だと、ツアー各地でプレゼントをくれた人、事務所に送ってくれた人、ちゃんと受け取りました。どうもありがとう。もうすぐ24。

2016.06.07

しーたん / 川口大喜

俺だ。

川口だ。



この前テレビをぽけーってみてたら

者の〇〇さんが〇〇に挑む!

みたいなのがやっててさ、

まあよくあるやつねーなんて思いながら黙ってみてたんやけど、なんかグッときて。



画面上にやたらと出てくる

「初心者」って文字。







なんかさ、

初心者って言葉だけ聞くと

素人感があってちょっと恥ずかしい気持ちになっちゃうやん?分かるかねこの感じ?



けどさ、

実際に文字にして改めてその言葉の意味を考えると、



「初心者」って



マジ素晴らしいやん!!!!



なんや初心って、、最高かよ!



しかもさ、さっき素人感があってちょっと恥ずかしい気持ちって言ったけど、



その「素人」って言葉も

こうやって文字にして言葉の意味を考えると、



やっぱ最高やん!!!



ってなってさ。



素の人。



嘘がないし正直やし

今自分が一番求めてることなんやない?とか思ったり。

まあ初心で素人ってのは、右も左も分かんねえわけやし嘘なんてつけたもんじゃない。



つまりは全てが新鮮で全てが発見。



おいマジ最高かよ。



やっぱ最高かよ。



いよいよ最高かよ。



なんか辛くなってきたぜ。



今呑んでるビールの味が何だか切ない味になってきた。



時にアルコールは感情に流れ込んできやがる。



シット...!



話はいっきに変わるけど、

たまに俺はライブ中しんちゃんにウインクするんやけどあいつは俺にウインクされてどんな気持ちなんやろ。



しんちゃんは優しいから笑ってくれるけど、俺が逆の立場だったら

















間違いなくキレる。













実はしんちゃんも、

あの笑顔の裏では



「次やったらお前マジで埋めっぞ。」




とか思っとるんかな。





怖いなーしんちゃん。



怖いしんちゃん。




しんちゃん。




たまーにライブ中ふとしんちゃんみると真顔で俺を見てる時があんだけど、

あの時しんちゃんは俺に対して何を思ってるんやろ。



謎なしんちゃん。



不思議なしんちゃん。



でも優しいしんちゃん。



しんちゃん。





しんちゃんも目がでかくて目力あるし

俺も目でかいけんな。



なかなかの瞳vs瞳。




これぞアイコンタクト。




ん、




もうこんな時間だ。



寝るよ。



寝ちゃうよ。



おい寝るけんな!



ばいばいきん!

2016.05.31

「今月だけ日記」 / 中原健仁

5月6日 雨

思い立ったが吉日、「今月だけ日記(日が飛んでも気にしないVer.)」をつけることにした。

日が飛んだらもうやだVer.は何度も失敗しているからだ。

思い立つまでにかかった5日間を気にしていない時点で、すでに好調と言えよう。

今日は亜人の公開日。内容もさることながら、とにかくinnocenceが本当にクールなんだ。たくさんの人に観てほしい。




5月7日 晴れ

初のカミコベ出演。着いてすぐに2,3回迷子になった。

それくらい大きな大きな会場で、そこにたくさんの人が来ていた。

これだけの人が募金という形で「出来ることを」と思っていると考えたら、たまらなかった。

大きな声で「繋がりを大切に、前へ進めるように。」って思いをうたった。来年も本当に出演したい。




5月10日 晴れ

おとといがカミコベ後夜祭、昨日がそのまま大阪で仕事があったから、少しぶりに東京に戻ってきた。

今日は少し時間があったから、自動車免許取得に向けて、大幅に踏み出せた。

路上での教習がスタートした。焦りすぎて、サイドブレーキを外すのを何度も忘れた。路上ちょうこわい。




5月12日 晴れ

味噌汁のおいしさに感動していた。




5月14日 晴れ

親友の誕生日パーティーで、シュラスコなるものを食べに行った。

「シュラスコ行きてえ!」っていう親友の願いからだ。

シュラスコが何かを全く知らない僕は、響き的に、ボルダリング(壁登り)的なことが出来る場所かな、とか思っていた。

とにかく肉だった。ひたすらに肉だった。肉の塊を目の前でカットして出してくれる粋な店。それがシュラスコだった。

黙っているとどんどん運ばれてくるもんだから、すぐにお腹が膨れた。けど美味しかった。




5月16日 晴れ

親父とお酒を飲んだ。ボトルを空けただけじゃ飽き足らず、そこからさらにグラスで十数杯飲んだ。

親父と飲む酒はやはりうまい。そして際限が無い。起きたら全裸だった。




5月17日 雨と晴れ

近所のラーメン屋のつけ麺が、思いの外美味かった。ささやかな幸せ。




5月18日 めっちゃ晴れ

あつかった




5月19日 晴れ

海老のアヒージョとやらを初めて食べた。しびれる美味さであった。




5月20日 曇り

涼しかった。なんなら寒かった。




5月22日 晴れ

スタジオの後、大喜と飲みに行った。二人で瓶ビールを6本くらい空けた頃に大喜がマスタリングされ始める。

俺がマスターに頂いたはずの焼酎(ビン)にお湯を入れてもらって、楽しそうに瓢箪のように持って帰っていった。

俺がもらったはずの焼酎を、持って帰っていった。




5月23日 晴れ

借りては見ずに返すことを二度も繰り返してしまった名作、ニューシネマパラダイスを観た。

ついに観た。三度目の正直というやつだ。前回は無駄に延滞金を払ってしまったから、意地を見せた気分ですらある。

純情ながらすれ違ってしまう愛に感動しつつも、3時間という長さにマンネリとしてしまった。

いやしかし、トト少年がすごく良かった。数年後にまた観たい。




5月24日 晴れ

大阪はJANUSでライブ。大阪でのライブは、大阪らしい空気感がいつもある。ほかのところとはまた違うあたたかさ。

2週間もライブをしてなかったこともあって、本当に楽しめた。やっぱりライブは良い。




5月25日 雨

ひたすら東京へ戻るだけという、なんとも腰が痛くなる日だった。




5月28日 晴れ

下北沢サウンドクルージング。22時という遅い時間なのに、遊びに来てくれて嬉しかった。

久しぶりに雨中のきらめきをやったけど、色々楽しかった。いろいろ。




5月29日 たぶん晴れる

下北沢サウンドクルージングが終わってそのままニッポン放送へ。

初のオールナイトニッポン出演。初のパーソナリティ。初のアコースティックライブ。

初めてだらけで一体どうなるのか見当もつかなかったけど、終わってみればとにかく楽しかった。

「Bitter Sweet Samba」(タータラッタッってあの曲)が流れた瞬間、身体がフワッとするような感動があった。

メッセージを送ってくれるリスナーの方々のシュールさが、すごく好きだった。




5月31日 晴れ

ワンマンに向けて、スタジオにこもっていた。今日はいつにも増して、とにかくベースが楽しかった。

バンドっていうのは本当に奇妙なものだけど、だからこそ面白い。

早くライブがしたい。ワンマンがやりたい。



そして今日で「今月だけ日記(日が飛んでも気にしないVer.)」が終了する。

日記っていうものは、振り返るためにあるのだなと思った。

毎日起こる、些細で大事なことを忘れないようにするため。未来の自分を支えるため。

なんて素晴らしいものだろうか。やはり思いつきで付けてみてよかった。

こうしてその日のことを記していけば、明日の自分が少し楽しみになる。



さあ、来月はどんな日があるんだろうか。楽しみだ。

最高の味噌汁を更新し続けることを願って、終わりとしよう。

2016.05.01

魔法。 / 松本大



2016.05.01



5月3日に1st Single『innocence/キャラバン』をリリース、という事で今日はシングルについて書こうと思っています。しばしば脱線するかもしれませんが。



初めてシングルをリリースだし、今回はそれに加えて初めて4人での作品を出せるので、約10年越しにちゃんとひとつの目標の線を踏めるなぁと少し感慨深かったりします。



そもそも、まだ知らない人もいらっしゃるかもしれませんが僕らは元々4人で音楽をやっていました。新しく加入した「真ちゃん」こと大屋真太郎は僕がこのバンドをやるきっかけになった人であり、6歳からの友達でもあり、僕にとっては人生で最も付き合いの長い人のひとりです。もう知らない事もないなぁというくらいには、家も近所で登下校を共にしたし、小学4、5年生の頃には掃除の時間に箒でじゃれ合って彼の前歯折ってしまった事もあったし(不可抗力ではあったけどあれは本当に申し訳なかった)、よくキャッチボールをしたり、庭で焼き芋を食べたり、元旦には初日の出を見るべく登山したり、と思い出話を並べだすと皆はこのブログを最後まで読めないだろうなぁと思う程にあります。それは今後ラジオやライブで少しずつ話す機会があるかもしれませんね。




そんな感じで4人としては初の作品、バンドとして初のシングル、あまり長く話すとそれもそれで取り留めのない文章にもなり兼ねないのですがよかったらがんばって読んでください。





M-1「innocence」



この曲で僕は初めて「書き下ろし」を体験させていただきました。とはいってもそれほど大層なものでもなく、ひとりの人間として何かの作品に出会った時に生まれる想いや考えが、僕で言う所の音楽で形になった物です。今までも沢山そういう流れで曲を書くのはあった事ですが、タイアップとして世に出て行くのは初体験で、「亜人」ファンの皆さんにどう届くのかは少し不安ですが、やっぱり自慢の曲なのでワクワクしている方が強かったりします。



去年の、ちょうどこの時期に話を頂いて、まず作品を読ませていただきました。最初のデモ音源の日付けが"2015.05.11"となっていたので割と早く欠片は生まれていたみたいです。書いていた時の事はあまり覚えていませんが、漠然と「もしかしたら今生きているこの場所は選ぶ事ができなかったのかもしれない」という感情が暗く渦巻いていたのはよく覚えています。



例えば用意された椅子があり、良くも悪くもいずれ必ず来る終わりも用意されている中にいて、「運命」という言葉は一度存在を現せば絶対に、永遠に敵わない、何をどうしても運命の手柄になり、運命のせいにできるという圧倒的な存在を前に、鉛筆を動かす気力もなくなり、初めの方はとても悲観的な言葉が並んでいました。曲とはしばらくそのまま格闘し続ける事になり、秋ごろに会社から「そろそろ曲出して」と言われて渋々そのまま提出したような覚えがあります。その時期はまったく曲が書けない時期でもあり、ワンマンツアーで披露した「時の旅人」という曲とも大格闘していた時期でもありましたね。2nd アルバムの『LIFE PROBE』をリリースした後から「もう絞っても出ない雑巾」状態が続いていました。笑



『LIFE PROBE』というアルバムには「はい、もう次に行きなさい」と背中を押されるような、「結果出すまで帰ってくんな」と言われるような作品でもあり、自分がバンドをやっていく上での中心点を示した作品でもあり、作家として新しい扉を開かねば自分の過去に顔向けできんなという考えが頭の中をぐるぐる回っていて、「innocence」は今までにないくらい心の中で自分と向かい合った曲になったと思います。曲の心臓部分、テーマが今まで以上に難題だったというのもあると思いますが。結果、新しい扉は開く事ができたと思っています。とっても長かった。今だから言えるけど、とってもしんどかった。



アレンジにはピアノが入っていますが、最初の方のデモからピアノは鳴っていて、それを弾くというのも初体験でした。ピアノで曲を作る事はあっても、最終的なアレンジではいつも引っ込む感じになっていたので。「王様のひとり芝居」とかはピアノからできた曲だったりします。今回は最初から最後まで鳴っています。バンドでも長い間話し合ってこの形になりました。この曲は特に、メンバーにとっても核心をついた物になったんじゃないかな。4人だからできた物ですから。



もう既に長い記事になってしまっているという事に気付きつつ次へ。






M-2「キャラバン」



真ちゃんが帰ってきてから初めて書いた曲がこの曲になります。ちょうど初ワンマンツアーが終わった1ヶ月後とか。12月とか。びゅーんと書けました。元々は違うきっかけで書いた曲なのですが、デモを上げた所メンバーがとても気に入っていたというのもあって、じゃあ初シングルに入れてもらおうぜ、という流れで今作に入る事になりました。



書くかどうか迷ったのですが、この曲が書けた時の仮タイトルは「こどもの国」というタイトルでした。純粋な気持ちを忘れないでいような!という歌詞が書かれていたからそうなったのかと思います。最初はメロディと言葉が同時に出てきて、お互いに共鳴していくように曲が磨かれていくのがとても楽しかったです。第三者の気持ちでワクワクしているのに曲を書いているのは自分、というよくわからない心持ちでした。



そんな心持ちで書いたにも関わらず、冷静に見つめると「これは俺の唄じゃないか」と気付かされ、レコーディングを終えると「これはバンドの唄じゃないか」と気付かされ、バンドの新しい門出を祝ってくれるような、そして今後の僕らの旅に携える唄になってくれたなぁ、と思いました。



ここに記すもの以外にも言葉や意味はたくさんあるのは前提で、僕にとって音楽は魔法みたいなもので、背伸びしていた自分や、理想、願いが言葉になって、メロディに乗って、ある意味自分を騙すように歌い続けた事はいつか"本当"になっていき、今自分はここにいる事ができています。それが例えると僕にとっては魔法のような物だと思えるのです。この旅路に力として機能する曲もあれば、絵画のように何かを放っている曲もあれば、物語のように楽しめたり、様々な在り方は存在しますが、そのどれもが魔法のような、光のような物を放っていて、どれもが主役で、どれもが聴いている僕らを、歌っている僕らを主役にさせてくれるような音楽であって欲しいなぁなんて思うのです。よくわからなかったらごめんね。



皆に届いたら「これは皆の唄じゃないか」なんて思えたらいいなぁ。なんとなくもうそんな事を思っている僕もいますが、皆さんにとって僕らの音楽が、何よりも近くで皆さんの心と寄り添っていられる物であれる事を強く願っています。



メモ帳に「キャラバン」という文字だけを残していて、吸い込まれるように「これだ」と思い、このタイトルに決めました。あの瞬間はとてもすっきりした。






M-3「とある木洩れ陽より」



昨年の大晦日にふっと書けた曲です。自宅近くの公園ではよく子供がワイワイやっているのですが、それを眺めながら、その公園に生えている木になったつもりで書いていました。決して動かず、成長はしても基本僕らの視界で主役になる事はなく、「公園」という景色を担っているひとつで、普段僕らは気にも留めない事の方が多いと思います。だけどね。きっとそれを見ている僕らの受け取り方次第ではどんな風にも映るののだと思います。悲しい気持ちでいれば、どんな景色も項垂れて見えるし、楽しい気持ちでいれば、どんな景色も煌めいて見えるように、どんな事にも言えると思う。少なくとも僕にとってはそう。そんな中でもしもそんな景色を担うひとつひとつが「貴方の目には美しく映っていたい」なんてがんばってたらどうしようって馬鹿馬鹿しくても本気で考えていました。



この曲に関しては、色々書くのがすごく恥ずかしいです。歌詞をそのまま受け取ってもらっても全然いいのですが、ちょっとした仕掛けがあります。公園で書いた曲だし、木の気持ちで書きました。目の前にいたのは子供たちでしたが、だけど、眺めていたのは聴いてくれている皆さんでした。



書いたけど、あんまり気にせず聴いてくださいね。恥ずかしいので。笑






さて。かなり長くなりました。がんばって読んでくれた皆さん、本当にありがとう。ぜひ手にとって、聴いていてくれると嬉しいです。



作品が物として、皆さんの部屋に並べられて、音楽が皆さんの心の側で鳴っていてくれたらいいなぁ。つまり買ってねってことなんですけどね。やっぱり形として側に置いていて欲しいぜ。

2016.04.30

#1 / 松本大


AM 4:36



どうも。「更新するタイミングは本当に今なのだろうか」という疑念を抱きつつ文字を連ねています。ほとんど眠いし、明日あたりにシングルについて書くのがいいのではないだろうか、とか。まぁいいや。



最近また肌寒くなりましたね。東京だけだろうか。雨降ったり、昨日はとても風が強かったし、北海道なんかでは雪が降っているとかいないとか。テレビもあんまり見ないので、スマートフォンのニュースアプリやお仕事に行くまでの電車の中での会話に聞き耳を立てたりして情報収集をしている今日この頃。たった今、文字にしてみて、もしかしたら最近の自分は気持ち悪いのかもしれない、と少しだけ不安になりました。



兎にも角にも目まぐるしかった4月。ありとあらゆるニュースが飛び交って、僕も僕で個人的にたくさんの事があり、バンドも忙しくさせてもらっていて、4月の始めがとてもとても遠い昔のような感覚。悲しいニュースが多かったかもしれない。敢えて呑気に言わせてもらいますが、できるだけ生きていようね。その上で、笑っていられたらいいよね。





最近、ようやくお酒を2杯までなら飲めるようになりました。正直2杯飲んだ時点でぽわぽわして自分が何言ってるのかよくわからなくなるけど、お酒が楽しいというのが、なんとなく体感できるようになった、、、気がする。。



短いけど、とりあえずかここまでにします。寝るとします。



そういえば、チョコレートを作るとき、元となるカカオ豆をカカオマスとココアバターに分けて、それをまた混ぜ合わせて作っていく、というチョコレートの製造過程が2ヶ月くらい前から不思議で仕方ない。

2016.04.14

ちょっと早いけどなっ! / 川口大喜

どうも俺です。

久しぶりですね。

ここに登場しない間に髪が虎柄になりました。

いよいよ野生化してきてます。

まあ何事も常に変化してるもので、俺だって変化してるってことです。



あ、



そういやもうちょいでワンマンツアーが始まりますね。



6月ね。



川口さん意気込みお願いします。









嫌です。絶対教えません。












(⌒▽⌒)












つか

意気込みってさ、

放っちまったら俺の中で過去の話になるわけ。



なーんて考えができてしまった俺は未来に対する意見を言えなくなってきてるわけ。










それどーなん?










どーなんやろね。





意志が弱いってことに繫がるんかなー




意志を貫くために放ちたくない言葉ってのもあると思うんやけどなー











何の話だよ。




ようは俺は人並み以上に神経質ってこった。





人それぞれ自分の守り方があんだな〜なんて考えるわけ。

言うほど考えてねーけど。




ま、今回の場合は自分の意志を守りたいわけ。

ほんっと、常に変化な毎日やから、もろいもろいそれはもろすぎる「気持ち」なんて変化の嵐よ。

そんな嵐の中で守らないかん気持ちをみっけてとっ捕まえて飛んでかんように必死に抱きかかえて耐え凌ぐ。

必死よ必死。





ま、

そこまでして守りたい意志が

6月から始まるワンマンツアーにはあるってことで。



そんな簡単には言えねーよな。

放てねーよな。

飛ばせねーよな。



と、

今日の川口は思うわけです。



明日の俺は何言ってるか分かんねーけど、今日の記録。




つかワンマンの前に

シングルだシングル!

シングルよろしゅーなシングル!





川口でした。



アデュー。








2016.04.09

トウェンティー フォー / 大屋真太郎

こんにちは。



ワイルドなギターのあいつです。



大屋です。



いやー、4月7日で無事24歳になりました。

本当沢山のお祝いメッセージや差し入れ等ありがとうございました。



人生でこんなに沢山の人に祝われたのは勿論初で、恐縮しまくりだったんですけど、

やっぱり嬉しいもんですね!



24歳っていうと、そんなに「若いなー!」っていう年齢じゃなくなってきたなーと感じます。



僕はよく一人でふらっと居酒屋なりバーなりで飲むことが好きなのですが、20とか21の時は、そこでたまたま同席したおっちゃんとかに



「若いなー!いいねぇ!若いの!一杯奢るよ!」



なんてことを言われることも多かったのですが、

多分24だと



「ほー、そうか。今が頑張りどきやな!」



みたいな感じになる境目な気がします。



24。



4の階乗ですね。



4!



はい。



そういえば、24歳っつーと誰かの話によれば厄年らしく

『厄年だぞ!気をつけろ!』みたいに言われると、



「ああ、確かになんか手が痛い気がする...」



「なんか腰が痛いような気もする...」



「頭も痛いかもしれない...?」



みたいな




24歳は健康に生きたいものです。





あ、でもまあハードボイルドなんでそんなこと気にしないでも大丈夫だと思いますね。

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あ、ちなみにこれはけんとからの誕生日プレゼントでもらったものです。



これで僕は佐藤さんに勝てるようにがんばります。

2016.01.24

雑記。 / 松本大

思いっきり立ちはだかった壁に対して攻略法を模索し続けているのだけども、いよいよの所まで来たので一度整理も兼ねてこれを書いてみる。その「いよいよのところ」というのもむしろ悪い方に働いているので、現状かなりヤバい。というのも相手は「歌詞」なのである。


20歳を迎えて以降、一度として悩まずに書けた事はない。だから今、10代の力は不思議だなぁと思う。昔は石油王のように掘り当てていた気がする。まぁ書きたい事はいくらでもあるのだけど、ひとつに対する価値観が変わったのかもしれない。10代の頃は「恐れ」とか「悩み」とかなかったし、なにより世界はとても広かった。何も知らない、というか何もない。だから思い浮かぶ全ての事や感情を言葉にしては街を建てていた。それもそれで良かったんだと思うけど、いつからかその街に住み始めたのかなとも思う。世界は広いのだから、街に腰を落ち着かせていても景色はそこまで変わらない。「当然」という言葉がよく似合う。開拓せねば。


あとでその時期の事を忘れないように歌詞を書き始めた日付も一緒に残すようにしているのだけど、今書き終えなければならないこの歌詞なんて、日付が去年の5月になっている。意味がわからない。その曲の心臓は一度もぶれていないのだけど、少し自分を疑ってしまう。


物覚えはとても良い(と思う)のに、自分の事となると途端に覚えていられない事が多くなる。「あれ、俺そんな事言ったっけ」とか何回言ったかな。発言だけじゃなく、自分の歴史に於いても抜け落ちている事が多い。特に10代後半の記憶がほとんどない。抜け落ちているというよりは削除したのかもしれない。もしくは記憶に残るほどのものでもなかったか。どちらにしてもすごくもったいない事をした。人生は一度きりで、あの頃を取り戻す事はできない。ほぼ平等に時間は流れていくのだから、取り戻すも何もちゃんと残っているのかもしれないけど、思い出せない今は損した気分になっている。んーまぁ、だから基本的に過去についてはあまり触れないようにしている。孤独の時間というのは誰とも分かち合えないので捏造し放題で、口にするにも覚えてないもんだから、その可能性がないとは言えない。誰にもバレない嘘になる訳だけど、絶対嫌だ。ということで今の所はっきり覚えていることしか公では話していないと思う。メンバーや家族も含めて。だけど話してきた事すらも自分の想像で、錯覚しっぱなしだったとしたら、本当にもういよいよだなぁ。



自分の望む方へ舵を切るには、想像や言葉、行動にするしかない。体現してなじませるしかないと思ってる。多少虚偽も含まれると思う。どこまでが本当で、どこからが偽りだったかなんて今更まるで検討もつかない。全部本当かもしれないし、全部嘘だったかもしれないし。俺は限りなく本当を選んで生きて来たと思っているけど、それを証明する手立てがないのだから。わざわざそれに目を向ける必要もなかったんだろうけど、もう遅い。



改行して次に書く文字を悩み始めたのでここで終わりにする。ここに割く時間はそもそもない。今はない。いつか続きを書くかもしれないけれど、この決着は別の所でつけた方が良い気がする、嫌な気持ちにさせたらごめん。



昨夜完徹からの二徹目。「二徹」という刀かなんかありそうでカッコ良い。元気なんだけど、この文章から「元気」と言われてもと思うかもしれないなぁ。いや元気なんだけども。なんだかなぁ。