第一回「ベースが好き」 / 中原健仁
どうも。1か月ぶりの健仁です。
今まで月1にも満たないペースで更新してきましたが、
ついに始めます。週1ペースのブログコーナー「○○が好き」。
僕が好きなものや嫌いなもの、
ネタに困ったらなんでもないものまで書いていきます。
ぶっちゃけ、第一回から不安しかありませんが、
書く文章量は意識せずに、ちまちまやっていこうと思います。
というわけで、記念すべき第一回だし、
今回は僕の好きなもの。"ベース"について書きます。
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ベースの何が好きかってもう、
マイベースが好きだーーーーー!たまらない!!もう、言いようのないくらいに好き!!
言いようがないので以上です!
嘘です。ちょっとトイレ行きたかったんです。
けど、本当に叫びたくなるくらい大好きな、マイベース。
「Fender JAPAN : Jazz Bass 75'Reissue」
中学2年生の頃、真ちゃんと初めて遊んだ日、こいつに出会いました。
その時はこんなピッカピカな姿。テッカテカ。ツッルツル。
小学1年生のような純粋無垢さを放っています。
木目が最高に格好良くて一目惚れして、
いつか絶対に買ってやろう。ってその日決めました。
試奏するのがなんかおっかなかったから、弾きもせずに決意しました。
そして中学3年生の終わり頃、
お年玉全部とお小遣いと爺ちゃんのバックアップで購入しました。
(後日、爺ちゃんが母ちゃんに怒られる。拗ねてた。)
とにかく嬉しくって、家に帰ってからすぐに
弾きまくって、飾って、ひたすら眺めては「すげえ」って言ってのループでした。
毎日弦もボディも磨いて、少しでもぶつけようものならベースに謝るほど、
大事に大事にしていました。それはもう、我が子のように。
7年後。
見違えたよね。ってかもうこれグレたよね。
ギャンギャンに削れて、薬品で錆びたり色が付いて、
もはやヤンキーチームの頭張ってるとか通り越して、北斗の拳とかに出てきそうだもん。
年を重ねる毎に知識も増えていき、
ピッカピカのベースへの初々しい気持ちを忘れ、
段々とヴィンテージ楽器の渋さに魅了された結果、
リペアマン兼クラフトマンの方に派手に削ってもらうという、
昔ではとても考えられない暴挙に出ました。
~15歳のキミへ~
念願のFenderのベース、ついに手に入れましたね。
おめでとうございます。
毎日たくさん弾いて、眺めて、磨いていますね。
父ちゃんが柿の種をベースにこぼした時、
反抗期のキミはちょっと涙堪えながらプチ切れましたね。
気持ちはすごく分かります。
でも安心してください。
10年後、削ります。
キミは自分の意志で、意気揚々と、削ります。
柿の種なんてちょっと払えば済む話じゃないですか。
お父さんには今すぐ、俺もごめんって謝りましょう。
なぜならキミは10年後、薬品をぶちまけます。
いいですか。
10年後のキミは、削った挙句にぶちまけます。
洗剤を付けた激落ちくんでも敵わないほどの薬品を、ぶちまけるのです。
なんならこの文章を打っている最中に
手元が狂ってウナクール塗っちゃいました。これはまじごめん。
...どうか安心して、練習に勤しんでください。
~10年後のワタシより~
謝罪も済んだことなので、なぜこうしたのかと言うと、
ヴィンテージへの憧れだけってわけではないのです。
こういった"塗装を削る(剥ぐ)加工"を、レリック加工というのですが、
レリックをしたことでこのベースは、木の鳴りが段違いに良くなったのです。
ギュッと締まった音から、温かい低音が出るようになって、
低音から高音までバランスが良くなりました。
まあともかく平たく言うと、音が良くなりました。それこそ見違えるほど。
あとこれはついでだけど、ボディが軽くて暴れやすい。
でもなによりも、やっぱり長年ずっと触ってきたことが大きいと思います。
愛着は変わらないどころか増すばかりです。そりゃそうか。
これからどんな音になっていくのか楽しみでたまらない。
こいつだけはずっと手放さないで、恐らく本当に墓まで持っていきます。
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最後に、
これから楽器を始める方によく、
「どんなものを買えばいいか分からない」と聞かれます。
色んな見方のアドバイスがあると思いますが、
僕は断然、「まず見た目がグッときたもの」を推します。
なぜなら、きっと弾きたくてたまらなくなるから。
そして大好きな楽器を演奏する自分もきっと好きになれるから!
なによりもまずは「楽しい」と思うことが大事だと思います。
楽しくって弾いているうちに、他の機材が必要になって、
そこから色々試したらいいと思います。
ので!もし興味を持った方はぜひ!!
Twitterなりなんなりで俺に自慢してください。笑
それでは第一回はこの辺で!