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2016.07.17

GREEN CARAVAN TOUR / 中原健仁

7/10、名古屋にてGREEN CARAVAN TOURを終えました。

各公演を終えるたびに、この話を書こう書こうと思っていましたが、

やはりファイナルを終えてからだろう。と、自分の中で勝手に引っ張っておりました。



「聴いてくれる人がいて、初めて音楽たり得る」。



これはうちのvocalまっちゃんが言っていたことでもあるし、

メンバーみんなが思っていることです。



だれもいない空間で一人で何かを問いかけても、

ただの独り言にしかならないのと同じで、

だれかに聴かれるからこそ、その人の中に音が響く。

そうすると、その人が思い描く情景や記憶の中で、機能する。

生きていく時間の数だけ、まったくあたらしい一日があって、

その一日と音が溶け合っていく。物語の背景に流れる、BGMみたいに。



たとえばそんな風に、その人が意識に浮かべることで、

目に見えるかたちではないけれど、たしかに存在できる。

まあこれは、僕の解釈というか、考えなんだけど。

僕はやっぱりそんな風に、色々な人の中で、僕らの音楽が生きていてほしいと思う。



そしてあわよくばライブでは、

寄り添ってくれた人に、そうして生きてきた僕らの音楽を感じたい。

「聴いてくれてありがとう。あなたにとっては、どんな音楽だったかな。」



だからこそ、本当に好きなたのしみ方をしてくれたらいいと思う。

僕らが言うように、

歌を歌ったり、手を伸ばしたり、ジャンプしてみたり。

これは一つの提案くらいのもので、

そうでなくても全然構わない。

思いのままの世界を作って、見せてほしい。




僕らは、ステージに立って歌を歌って楽器を鳴らして、なんてしているけれど、

普段はみんなと同じで、色んな悩みとか悔しさとか悲しさがあったりします。ごくごく当たり前に。



そんな感情っていうのは、乗り越えるにしても受け止めるにしても、ものすごく大変なことで。

もうほんとに「ああもう!」って言うくらい、しんどい。

日本語なのか英語なのか、そもそも言葉なのかすら分からない呻き声が出るくらい。

僕はそんな気持ちを、ライブに乗せることがあります。

乗せようとしているんじゃなくて、もう止まらなくなる。




なんとか足掻いて、前に進もうとする。

聴いてくれる人の中にも、そんな人が絶対にいると思うんだ。

だから、俺だってそうだぞ、なんとかやってやろうぜ、って思いを叫びながらうたう。




そうしていて気づいたことがありました。

こうして歌っているのは、ステージに立っているかどうかなんて全く関係なくて、

すぐ目の前にいるお客さんも同じだと。

僕が一方的に伝えようとしているんじゃなくて、実際にお客さんもなにかを伝えてくれている。

そう思うと、本当に心強かった。

色んな思いと向き合っていくための力になりました。





届けようとする気持ち、受け取ろうとする気持ち。

このツアーでは特に、それを感じることができました。

互いに手を取り合って、歌を歌いあっているような、そんなかたち。

これこそがライブっていうものなんじゃないかな、と思えました。



全公演、そんな最高な空間をみんなで作れたと思います。



本当にどうもありがとう!!






珍しく語りちらかしてしまった。うまく伝わる文になっている自信がない。笑

「とにかく、聴いてくれる人が、ライブが、音楽が好きだ!」という話でした。



さてさて!

これからは夏フェスが始まります。が、



GREEN CARAVAN TOURの追加公演もございます。

10/15 恵比寿LIQUID LOOM

10/23 長崎Drum Be-7

一般発売が始まっております。

詳しくはLIVEページをチェックでお願いします!



また、一つずつ積み重ねていきます。

みんなの顔を想像しながら、本当に楽しみにしながら。

一緒に歩いていこう!これからも、どうぞよろしく!